初めての自由課題の絵を描いています。

彩度が高過ぎて絵本のようになってしまいました。


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この景色を生で見た印象では晴天で海も綺麗で緑も鮮やかだったんですが、
それで描くと絵本になってしまった。

絵本を描きたかったわけじゃない、ここはファンタジーの世界じゃないんだよ。

ということで先生にその悩みを告げると

「洗いましょう」

ええ?洗う?って洗濯?
意味が全くわかりません。

そして先生に連れてこられたのは洗い場

蛇口の水をじゃーっと出した

そこに絵を・・・・

えええええええええええ、ほんとに洗っている
厳密に言えば水で絵の具を流す

大丈夫なのか、ぐちゃぐちゃになるんじゃ・・・

いや、若干色が抜けただけでした。

この後、家に帰ってから彩度を下げる作業


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左上の色を出すにはどう重ねるといいんだろ


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薄めた紫を塗ってみたのが左
彩度無理やり下げました


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マスキングの部分がまだ残っていますが、ほぼ完成に近い。
先生から公評会(漢字はわからん)に出しても大丈夫と許可を頂きました。

いやー悩んだわ
描きたいと描けないの落差に。

広く浅く楽しむ多趣味な私
絵の世界に興味はありつつどうして今までやってこなかったのか。
それは広く深い沼があるのをなんとなく感じていたからかも。

子供の頃から美術オール5、
適当に描いても何故か褒められるし、街のコンクールに選ばれるし、
高校では美術部の先生に勧誘されたりと、
絵の世界からずっと手招きされていたような気がしていました。
でもなんとなく怖くて行けなかった。

こういうことなんだ、ちょっと上手いだけで手を付けたら大変なことになるって。

教室ではプロなんじゃないかっていうぐらい上手な人ばかり。
私はその中で恥ずかしくて描けなくなってしまった。

少し後悔し始めた時にこの本を読んだ

絵が上手いより大事なこと
永山裕子
芸術新聞社
2022-10-07
  


 

少し気が楽になった。
絵を描くってどういうことなんだろうかという答えを少し貰った気がする。
後半、夫とのエピソードが府に落ちた。
世界とつながる・・・
絵を描くってこちらに引っ張るイメージでしたが、
それだと引っ張り切れなくて悩む。
こっちから絵を通してあちらに行けばいいんだ

上手く言葉にできない
いや、言葉はいらないか
それが絵の世界だもんね