”愛したはずの夫は、全くの別人でした”

よくある設定だなあと


 

実際観てみると、サスペンスというよりヒューマンドラマ寄り。
夫役と弁護士役はぴったりなんですが、
妻役の安藤サクラが芸達者過ぎて裏の顔があるんじゃないかと勘繰ってしまったわ。
そうすると細かいことが気になり
結婚するのに親せきに連絡とか会うとかないのは不自然だな~と。
出戻りで実家の文房具店で泣いてたりとか情緒大丈夫かと。このシーンよくわからん。
安藤サクラはいい女優さんだと思いますが、今回の役は私はちょっと合わないなと思ってしまった。


ここからネタバレはいります。


戸籍交換相手の事情の描写がもっとあった方が良かったかな~と。
兄との確執だけで戸籍捨てる?理由としては弱過ぎる。
性格が嫌みな奴なだけじゃん、もっと極悪で逃げないといけないような事情。
原作は未読なのでわかりませんが、そこが足りない気がしました。

死刑囚の息子、確かにこれは一生追ってくるもので戸籍を変えたい気持ちはわかる。
在日3世、これは戸籍変えるというより帰化したらいいんじゃないかと思うけど、よくわかりません。
旅館の次男坊、何故戸籍変える?意味わからんw


全体的に重めのドラマになっています。
私は共感できる要素があまりなかったので感動はなかったかな~



ある男
柄本明
2023-06-07



ある男 (コルク)
平野啓一郎
コルク
2021-09-01



差別を描いていて、それは悪いことですよーと言いたいのでしょうけど、
そこまでひどくはない感じでナイーブだな~と感じました。