人魚の眠る家を観ました


 



事故で脳死状態になった娘
医師に臓器提供の選択に迫られ
それを拒否し自宅介護へ


おおすじはこんな感じです


私もきっと脳死を死と受け入れられないかもしれない。
身体は暖かいし、心臓は動いているし
医療の技術で自発呼吸までできる。
そして電気信号?で手足を動かすことだってできる。
これがどんどんエスカレートしていき
究極口角の筋肉を動かし笑顔まで作ってしまう。
これはちょっとホラー。


母親はどんどん追い詰められて錯乱して娘に包丁を突きつけ
今娘を殺したら殺人ですか?と周りに聞く。

周囲の人は死んでいるという認識だったはずなのに
いざ包丁を刺そうとすると殺さないで制止しようとする。

その後娘は亡くなります。
結局命日はいつだったんだろ

脳死と心臓死

脳死ってここ20~30年くらい前に出てきたものですよね
昔は無かったような
呼吸が止まり身体が冷たくなるのが死のイメージだったので
脳死はやっぱり受け入れがたいわ
でも映画を観ると死んでいるんだなと思うし
でも母親が包丁でさそうとしたときは止めてと思ったんだよね
このジレンマ
とても難しい問題ですね

死ってなんだろ
結局わからないまま

医学や化学の力より夢に出てきた娘の言葉で母親が救われます
いまだに宗教やスピリチャルが無くならないのはこういうことなのかもしれませんね。

80点


人魚の眠る家
松坂慶子
2019-12-16